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加齢黄斑変性症

網膜の中心にあたる黄斑部に脈絡膜新生血管が進入し、出血や浮腫を起こし高度の視力低下を来す病気です。50才を過ぎると発症し加齢の伴い増加します。我が国の失明原因の第4位です。

症状

網膜の中心にあたる黄斑部網膜下に脈絡膜新生血管が進入し出血や浮腫を起こし網膜神経に重篤な障害を及ぼします。適切な治療をしなければ、最終的に黄斑部は変性して網膜機能が全て失われ、高度の視力低下と中心暗点が生じます。加齢黄斑変性の4人に1人は両眼に起こるため、人生後半の日常生活に深刻な悪影響を及ぼします。初期症状としては、比較的急速に進行する視力低下、中心暗点、変視症の3つが特徴的です。特に変視症は、加齢黄斑変性症の初期症状として重要です。アムスラーチャート(歪みや暗点に有無を調べる格子縞の紙)をみて歪みが無いか否かを調べると簡単に分かります。

加齢黄斑変性

加齢黄斑変性:出血と滲出斑に囲まれたように脈絡膜新生血管がある(矢印)。

原因

脈絡膜新生血管という正常な網膜には存在しない病的な新生血管が脈絡膜から網膜側に侵入して、黄斑部に出血や浮腫を起こします。脈絡膜新生血管がなぜ生ずるのかについては分かっていません。発症は50才以上で高齢化に伴い増加します。

予防


脈絡膜新生血管の発生を確実に予防する方法はありませんが、基本的にバランスのとれた食事が推奨されています。欧米ではサプリメントの服用がある程度予防効果があると言われていますが、我が国ではその有効性についてはまだ確認されていません。

治療


基本的な治療方針として、まず蛍光眼底造影検査または光干渉断層計で新生血管の位置を確認します。これが黄斑部の中心を外れていれば、レーザー光凝固で新生血管を焼き固めます。新生血管が中心にある場合には抗VEGF剤を硝子体に注射する治療法を行います。これにより新生血管は退縮し黄斑部の出血や浮腫は軽減し、視力も改善します。この他光線力学的療法、硝子体手術で新生血管を焼き固めたり、除去する方法があります。
どのような治療法がもっとも適しているかは、ケースバイケースで眼科医の専門的な知識と判断が重要です。